キュブラー ヴィンテージアブサン 【スイスの妖精】
2023年ヴィンテージが到着しました!
2023年ヴィンテージの生産量は940本です。
メーカー:ブラックミント社(Blackmint SA)
原産国:スイス (ヴァル・ド・トラヴェール)
商品カテゴリー:ヴィンテージ アブサン
容量:500ml
アルコール度数:72%
ツヨン: 8.5 ppm
主な原料:ニガヨモギ、アニス、フェンネル
ISO22000(2018)認証取得
販売中のヴィンテージ:2022年、2023年
2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で、生産されておりません。
幻の復刻版
「スイスの妖精」は、キュブラー家4代目当主であり現社長である、イヴ・キュブラー氏が、彼の曽祖父が1875年に最初に創った72%オリジナルレシピを、最新テクノロジーを駆使して復刻した、古のアブサンです。収穫年の天候によっては、極少量しか生産されない年もあります。
ファーストヴィンテージの2013年は3500本が生産されましたが、それ以降は、2014年は1300本、2015年は500本、2016年は999本、2017年は990本、2018年は850本、2019年は800本、2022年は940本、そして9回目のヴィンテージとなる2023年は940本が生産されました。
原料となるハーブは、収穫年度毎に作柄が異なるため、各ヴィンテージは、その年独自の味わい、香りを楽しませてくれます。
是非、ヴィンテージの飲み比べをお楽しみください。
尚、スイスの妖精の魅惑的な緑色は、100%、蒸留された原料ハーブ由来の天然色素(クロロフィル)である為、収穫年、蒸留毎に異なります。
また、緑色は、時間の経過と共に、黄~茶色へと変わっていきますが、着色料や添加物を一切使用しない天然色素である故の現象であり、品質には問題ありません。
製造工程
主原料のニガヨモギはジュラ山脈の自社畑で有機栽培され,これに同地域の契約農家から調達した アニス、フェンネルなど6~8種類の薬草をブレンドした後、グレーン・アルコールが入った蒸留器へ入れ,加熱する。蒸留後、蒸留釜の中に静置し,エキス分を抽出。
原料ハーブを残したまま再蒸留、冷却採取されたアルコールを、完全処理された地下水で所定アルコール度数に調整する。
フィルターを通し、ボトリング・ラインへ。
ISO22000(2018)認証を受けており、全行程で合成色素、添加物等は厳しく排除された100% Pure Herbal Swiss Absinthe。
歴史
スイス北西部,フランスとの国境に広がるジュラ山脈は,ヌシャテル湖,ビール湖を抱込む風光明媚な山岳地で、1769年,この地域 ヴァル・ド・トラヴェール(トラヴェール渓谷)で薬として最初のアブサンが誕生。後にアンリ・ルイス・ペルノ氏が, クーヴェ村に蒸留所を構え、アブサン誕生地としても知られている。
ブラックミント社は1863年創立だが,この地でアブサンを専業としていたキュブラー家4代目イヴ・キュブラーが買取り,曾祖父が残した秘伝レシピを伝承している。曾ってオスカー・ワイルドが,爽やかな香味と透き通る緑色から《緑の妖精 The Green Fairy又はLa Fee Verte 》と呼び,当時多くの詩人や芸術家を虜にした。
その後 原料ヨモギのツヨンに関する風評で,1910年10月7日,スイス政府は住民投票で製造・販売を全面禁止したが、2005年3月1日 その誤審を全面的に認め,公式解禁を全世界に発表し,大きな反響を呼んだ。
このリーダーシップを執ったのがキュブラー社で、解禁後 国内最初の公的認定アブサンとなった。
加水すると魅惑的な淡いミルク色になることから、現地の愛好家たちからは 親しみを込めて ジュラ・ミルク (Jura Milk) 呼ばれている。
“Genuine Absinthe from the home of the Green Fairy”
イヴ・キュブラー氏によるテイスティングコメント
【2017年】:完売しました
生産数990本理想的な天候のヴィンテージ。
香りは力強く、ハッキリとしている。
味わいは、スパイスの感じが強い。胡椒を感じる。
苦みはしっかりと感じるが、バランスがよく、胡椒等のスパイシーさと溶け合い、深い味わい。
【2018年】: 完売しました
生産数850本気温が高く、日照量も多い年だった。
暑かった事により、生産量は減り、エキスは凝縮している。
青い草のハーブ香に、お花、特に菩提樹のフローラルな香り。
苦みは柔らかく、まろやかで深い味わい。
【2019年】:完売しました
生産数800本非常に暑く、例年よりも約1ヶ月ほど早く収穫が行われた。
暑かった事により、生産量は少なく、エキスは凝縮している。
香りはフローラルでスパイシー。
干し草、カモミールのアロマが特徴的。
胡椒の様なスパイシーさ、ミントの爽快さが味わい深みを与え、後味に感じる苦味が、全体を引き締めている。
まろやかで、バランスの良い味わい。
【2022年】
非常に暑く、乾燥した年で、スイスでは7月、8月と2か月に渡り、水の使用制限が課せられた程だった。酷暑の影響か、ハーブの色素が例年よりも暗めの緑色をしている。
香りは奥深く、スパイシー。
紅茶を思わせる、干し草のようなハーバルなアロマが特徴的。
味わいは、まろやか。
胡椒の様なスパイシーさ、軽いメントールの爽快さが心地よい。
【2023年】
非常に暑く、全く雨が降らず、深刻な水不足にみまわれた年だった。ハーブは、水不足の為、あっという間に収穫時期を迎え、7月下旬という異例の早さで収穫した。
色合いは、緑が濃く、暗めの色調。
味わいは、例年よりも濃厚で、エキス分、甘み、メントール、レモンの香味が強い。